2017年9月18日

夏休み自由研究観察会 09

「直子、今、イキたくって仕方なくなっているでしょう?」
 バスルームに入り、ドアに鍵をして振り向きざま、凛子センパイがオフィスにいるときのような口調で尋ねてきました。
「は、はい・・・とてもいろいろ、恥ずかし過ぎることが多すぎて・・・」

「そうよね。アタシもあのガキンチョどもが、こんなにストレートにスケベ全開で直子を辱めてくるとは思わなかったさ。いい意味での誤算」
 
 広めの脱衣スペースの壁に寄りかかり、全裸な私の全身を眺めてくる凛子センパイ。
 オシッコ観察授業のときにはマサヒデくんがかけていた盗撮レンズ付き伊達メガネを、いつの間にかかけ直されています。

「だからアタシもちょっと方針変更。本当はここで軽く直子を弄ってサクッとイカせて、直子の淫乱モードのタガを外してから後半戦突入のつもりだったけど、やめた。今日アタシは一切手出ししないで、やつらに任せる」
「あ、そのタオルは浴室で軽く水洗いして絞ってから、そこの脱衣籠に入れておいて」
 棚に置いてある籐製の脱衣籠を指さされる凛子センパイ。

「直子がからだをいじくられるのは、あの子たちの無自覚な好奇心からくる性的イタズラでだけ、ってことになるから、ずっと生殺しのまんまかもね」
「だから、イカせて欲しかったら直子からも、露骨にならない程度になら、ガキンチョたちを誘導してもいいよ」
 
 おっしゃりながら浴室へのドアが開けられました。
 シックな大理石調のタイルで統一された、意外に広めで落ち着いた雰囲気のバスルーム。

「でも、凛子センパイは私に、マゾっぽい素振りを極力見せないようにって、おっしゃいましたよね?子供たちにヘンなこと、お教えしたくないから、って」
「うん。言ったけど、あいつら、今までの直子のどう考えたって非常識なヘンタイっぷり見ても、そういうものなんだ、って素直に受け入れちゃうくらい何も考えてないみたいだからさ、もうちょっと踏み込んじゃっても、まだ伸び代あるかな、って思ったんだ」

「だから、これからもあいつらの言うことを、ものわかりの良いお姉さん、みたく唯々諾々と従いつつ、直子ももっと愉しめばいい」
 薄い笑顔でおっしゃった凛子センパイが、入れ、というご命令のように、浴室内のほうへ顎を突き出されました。

「直子のオシッコをたっぷり吸い込んだシートは、ぬるま湯に浸してクサい臭い薄めてからギューッと絞って、このビニール袋に密閉しなさい」
「バスタオルは、さっき言ったようにお湯で軽く洗って脱衣籠に。それが終わったら軽くシャワーを浴びて汗やら愛液やら流していいわ。髪は濡らさないように」
 
 ご説明の後に蛇口やシャワー類の使い方を教えてくださった凛子センパイは、浴室まで入られる気は無いらしく、脱衣スペースで着衣のまま。

「あ、それで直子?今日の朝、うんこしてきた?」
 突然のあけすけなご質問。

「あ、はい・・・朝食後に・・・」
「ちゃんと固形物が出た?」
「あ・・・はい、おかげさまで・・・」
 洗面台の収納を開けて、何やらガサゴソされる凛子センパイ。

「ランチはバナナとヨーグルトとか言ってたよね?なら、一個でいいかな」
 センパイが取り出したのは、果実の形をしたお浣腸薬。

「今日の直子用に、里美っちのネットショップ経由で取り寄せといたんだ。余りはオフィスに常備するから」
 私が普段使っているのより一回り大きい、容量40ミリのタイプでした。

「えっ?今ここで、するんですか?」
「そう。念には念を入れて、ってこと」
 悪魔的な微笑みをお見せになる凛子センパイ。

「直子はこの後、あいつらからお尻のシンサツを受けることになる。ガキンチョってお尻とか大好きだから、好奇心丸出しになると思うんだよね」
「それで、いろいろ弄られてるうちに、見せてはいけない茶色いものが見えちゃったり付いちゃったりして、せっかく慕ってくれているガキンチョどもを幻滅させたくないでしょ?」
 
 慕ってくださっているのかは別としても女子として、確かにそれは絶対避けたい事態です。
「だからこれは予防注射。ここで全部出してスッキリして、心ゆくまでガキンチョどもにイタズラしてもらいなさい」
 
 ニマっと笑った凛子センパイが、右手の人差指をまっすぐ立てて私の目の前に突き出してから、手招きのような手首の動きで指先を床に向けられました。
 四つん這いになりなさい、という合図です。

「手順はこうよ。浣腸したら最低10分間我慢。我慢しつつ、さっき言ったようにバスタオルとオシッコシートを浴室で水洗い処理」
「終わっても10分経っていなかったら、まだ我慢。そうね、そのあいだ、気を紛らわせるために乳首だけ弄っていいわよ。直子のスケベ気分も高まるように、特別に許してあげる」

「10分過ぎて、どうしても出したくなったらアタシに言ってから、シャワー出しっ放しにして、しゃがんですること」
「排水口は向こうの端だから、あっちにシャワーが流れるように。つまり、アタシのほうを向きながら、ってこと」
「排泄が終わるまで、乳首は弄っていていいわ。今の直子なら乳首だけでもイケるんじゃない?垂れ流しながらイクのなら、許してあげる」

 四つん這いの背中に、凛子センパイの冷たいご命令口調が降り注ぎます。
 最後のお言葉には、隠すおつもりのない嘲笑も混ざっていました。

「ほら、ケツをもっとこっちに突き出して、自分で肛門開きなさい」
 脱衣スペースの床に這いつくばり、お尻だけ持ち上げる私。
 背中から両手をお尻に回し、お尻の割れスジを左右に引っ張って肛門を差し出します。

「いいおねだりっぷりだこと。挿れるよ?」
 お言葉と共に細長い管がヌプっと5センチくらい、体内に侵入してきた感覚。
 つづいて生ぬるい液体が直腸に流れ込む感覚。
「あぁうぅぅ・・・」

 挿し込まれていた管がスッと抜かれ、右の尻たぶを軽くパチンと叩かれました。
「あふぅっ!」
「ほら、悶えてないでさっさと立ち上がって。ちゃっちゃと仕事しちゃいなさい」
「はい・・・」

 立ち上がった私がお風呂桶とタオルを持って浴室へ入ろうとすると、呼び止められました。
「見て。先っちょのところが黄色く汚れてる。やっぱり浣腸して正解でしょ?」

 私に使ったお浣腸薬の容器を、鼻先に突きつけてくる凛子センパイ。
 確かに私の中に入っていた管部分の先1センチくらいのところが、薄っすら黄色っぽくなって少し臭いました。
「あぁ、ぅぅ・・・」

 わざわざそんなもの、お見せくださらなくていいのに・・・
 喩えようのない恥ずかしさが全身を駆け巡ります。
 そんな私をニヤニヤ笑いで眺めている、どこまでもイジワルな凛子センパイ。
 その瞳は、オフィスで美咲センパイと一緒になって、喜々として私を辱めているときと同じ、嗜虐の炎が揺らめいていました。

「これも一緒に洗って捨てるから」
 私が持っているお風呂桶の中に、その使用済みお浣腸薬容器も放り込まれました。

 浴室のレバー式給湯蛇口の前に全裸でしゃがみこみ、バスタオルのお洗濯から始めます。
 お水の温度を調節し、ぬるま湯にしてから揉み洗い、ゆすぎ、揉み洗いを二、三度くりかえし、最後にギューっと絞ります。
 腿の上で綺麗に折りたたんでから立ち上がり、凛子センパイに手渡し。
 この時点ではお腹はまだ、なんともありません。

 再びしゃがみ込んで、今度はお風呂桶の中のものの処理。
 お風呂桶にジャーっとぬるま湯を流し込んだ途端、なんとも言えない臭いがあたりに立ち込めました。

「うわっ、クサい!直子のアンモニアの臭い」
 ワザとらしくお顔を歪め、お鼻をつまんでからかってくるセンパイ。
「そりゃあ、オシッコがたっぷり沁み込んだオムツシートをお湯に浸したら、臭いが湯気になって立ち込めちゃうわな。早くゆすいじゃいな」

 センパイのご指示に、あわてて溜まったお湯を流し、再びお湯を桶に溜めつつ両手を突っ込んで揉み洗いする私。
 目前の鏡に、全裸でしゃがみこみ、自分の排泄物の後始末をする哀れな女の姿が映っています。
 自分で汚したお浣腸容器の先を指で拭い、吸水シートを濡らしては絞り・・・
 
 そのみじめさにゾクゾク感じていたとき、しゃがみ込んだお腹がグルグルーッと、切なげに哭きました。
 しゃがんでいると肛門が勘違いして、勝手に排泄態勢に移ってしまいそうなので、大あわてで立ち上がり、絞り切った吸水シートの束を凛子センパイにお渡ししました。

「今、お腹がグルグル鳴ったよね?まだ5分くらいしか経ってないよ、我慢だからね。余った時間は約束通り、直子のお愉しみタイムの始まり始まりー」
 受け取った洗い済みシートをビニール袋に詰め込んでギュッと口を縛ってから脱衣籠に置いた後、裸足で浴室の床まで下りてこられた凛子センパイ。

「そのシャワーヘッドをアタシに渡して。流すのはアタシがやってあげるから、直子はゆっくりと愉しむといいよ。ほら、早く乳繰りなさい」
「は、はい・・・」

 シャワーヘッドを私に向けて構えた凛子センパイから2メートルくらい離れた真正面に立ち、おずおずと両手を自分の乳首に近づけていきます。
「あふぅっ!」

 ずっと弄って欲しくて仕方のなかった乳頭に指先が触れた瞬間、得も言われぬ甘美な電流が全身を駆け巡りました。
 全身が硬直して肛門もマゾマンコも窄み、便意までもが悦び勇んで引っ込みます。

 それからはもう無我夢中。
 左右の親指と人差し指の先で、左右の乳首を、捻り、引っ張り、抓り、押し潰し・・・

「あうっ!・・・いいっ!・・・あんっ!・・・んぐぅぅ・・・」
 知らずに洩れる淫ら声と、欲求の赴くままにまさぐって昇華出来るありがたさ。
 マゾマンコがキュンキュン疼き、みるみる昂ぶっていく私。

 だけど窄んだものは、やがて開くのが世の定め。
 時間が経つごとにお腹の痛みも増してきていました。
 
 グル、グルグルグルーッ!
「あふっ、あ、いやっ、だめっ・・・」
 乳首への快感ではカバーしきれないほどの便意が、下半身を震わせてきます。

「り、凛子さまぁ、そ、そろそろダメですぅ・・・そろそろ、だ、出していいですかぁ・・・」
「まだ駄目よ。まだ10分経ってないもん。ほら、乳首を弄る手がお留守になってるよ?」
 これ以上快感に身を委ねるとお尻を制御しきれないと思い、休めていた手を咎められます。

「そ、そんなぁ、もうだめ・・・もう、本当にだめなんですぅ・・・」
「あらら、両脚がガクガク震えちゃってるじゃん。マジで限界っぽいね。そんじゃ10分経ったことにしてやろっか」

 のんきにそんなことをおっしゃるセンパイ。
 そう言えばセンパイ、腕時計もされていないし、ちゃんと時間を計っているご様子もありませんでした。

「じゃあそこにしゃがんで、アタシの顔をじっと見つめながら排泄なさい」
 蔑みきったセンパイのお言葉を聞き終えるや否や、勢い込んでしゃがみ込みました。
 その途端にプシャッと音がしてチョロっと黄色いお水が・・・

「あ、直子、漏らしたっ!」
「いやぁーっ!!!」

 すぐに肛門から吐き出すようにお水がほとばしり出て、床のタイルに当たるプシャーッという音。
 ワンテンポ遅れてセンパイがシャワーのコックをひねってくださったのでしょう、ザザーッという音と共に足元をお湯が流れていきます。
 
 目の前に見えていた黄ばんだものが混ざった恥ずかしい水溜りも、あっという間に背後へと流されました。
 そのあいだ中、私は再び自分の乳首を思い切り捏ね上げ、排泄の開放感と屈辱の高揚感に酔い痴れました。

「ほら、スッキリしたんなら立って、もっとこっちに来なさい。シャワーで洗ってあげるから」
 近づいた私の下半身にセンパイの手によるシャワーの放水。
 かなり強めの水圧が下腹から太腿に当たります。

「もっと股広げないと、キレイになんないよ?」
 そのお言葉で両足を開き、中腰ガニ股でぬるま湯シャワーを浴びる私。
 マゾマンコに当たる水圧が気持ちいい。

「ふふ、いい格好。じゃあ今度はお尻ね。背中向けて」
「あ、はい、ありがとうございますぅ・・・」
 
 マゾマンコへの水圧嬲りが名残惜しかったのですが、ご命令通り背中を向けます。
 ガニ股のまま少し前傾姿勢になって、センパイにお尻を突き出すように。

 しばらくして、お尻に当たるお水の範囲が狭くなったような気がしました。
 それにつれて水圧も上がっているみたい。
 振り向くと水流は一直線。
 痛いくらいの水鉄砲が私の尻たぶを叩いていました。

「このシャワーヘッドは絞ると出方が調節出来るんだ。今はシャワーじゃなくてホース状態。これで仕上げにケツの穴の中までキレイにしてあげるから、自分で肛門、開いてなさい」
 心底ご愉快そうにご命令なさる凛子センパイ。

「ヒャッハー!汚物は消毒だーっ!」
 私が両手で押し広げたお尻の穴に、ピンポイント命中で水流を注ぎ込んできます。

「ああっ、うぅぅ・・・」
「気持ち良さそうね。この水圧だとけっこう中まで水が入っていってると思うから、アタシが的を外しているときにアヌスに力を込めて出すようにしなさい」
 ご指示通り、水圧が右の尻たぶに逸れたとき、力んでみるとお水が排出される感覚。

「その調子よ。アヌスがヒクヒク蠢いて、本当にうがいしてるみたい。じゃあもう一回」
 お言葉が終わるか終わらないかのうちに、再び水圧が肛門直撃。
「ひぃっ!」

「ついでにマゾマンコも洗っといてあげる」
 水圧が肛門から少し下に逸れ、今度は膣口直撃。

「あひぃっ!あっ、あっ、あぁーんっ・・・」
「ほらほら、そんなよがっていないで、ちゃんとアヌスのうがいもしなさい」
 そんなふうに数分間もてあそばれ、水圧シャワー陵辱タイムが終わりました。

「これで下半身もキレイになったし、マゾペット直子はここでひとまず封印ね。ここを出たら、何でも言うことを聞いてくれるお淑やかなミコトお姉さんに戻って、あと数時間、がんばんな」
 新しいバスタオルを手渡してくださりながら、センパイがからかうようにおっしゃいました。

「で、直子?今のでイケた?」
「あ・・・えっと・・・」

 自分でもよくわかりませんでした。
 お浣腸の排泄時は、乳首虐めとも相俟ってすっごく気持ち良かったのですが、オーガズムと言うよりも我慢からの開放感、爽快感が勝っていたような・・・
 水圧責めがクリトリスに当たったとき、ビビビッと快感電流が走ったけれど、イッたというほどでも・・・

「うーん・・・小さくはイッたような気もしますけれど・・・」
「つまり、ぜんぜん物足りない、っていうことね?」
 おっしゃりながら右手の人差し指を私のマゾマンコにツルッと潜らせた凛子センパイ。
「あふぅぅ!」

「あれだけ水鉄砲浴びせたのに、直子のマンコの中、相変わらずヌルヌルのホカホカで、ちゃんと吸い付いてくるじゃん。呆れちゃう」
 すぐに指を引き抜かれたセンパイが指先をペロリと舐め、ニマっと笑われました。

 それから、ふっと無表情になり、ンーッと大きく伸びをされ、やわらかなご表情に戻られました。
 表に出しすぎていた嗜虐オーラを意識して引っ込められたようにも見えました。

「それじゃあ戻るよ、ミコトさん?」
「はい・・・」
 
 からだを拭き終えた真っ白なバスタオルを胸の上から、からだに巻き付けます。
 センパイは、それをご覧になっても何もおっしゃいませんでした。

 私たちがバスルームに籠っていたのは20分間弱くらいでしょうか。
 リビングに戻ると男の子たちは、ワゴンに並べたお医者さんごっこグッズをあれこれ弄って遊ばれていました。

「お待たせー。あ、なんだおまえら?ちゃんと喰いたい物、選んだのか?」
 バスルームでのサディストオーラ凛子センパイから、シレッと、子供たちの姉貴分=凛子大先生、に戻っての上から詰問。
 
 私たちがバスルームで何をしてきたか露とも知らないであろう男の子たちが、無邪気にじゃれ合うのを止めて、一斉にこちらを振り向きました。
 バスタオル一枚姿の私に、痛いほどの視線の束が刺さってきます。
 
「おせーよ。もうとっくに選んじゃってるよ。はい、これ」
 ユタカくんが近づいてこられ、宅配ピザ屋さんのメニューとメモを大先生に渡しました。

「うわっ、こんなにたくさん?本当に食いきれるんだろうな?」
「ピザはリンねーちゃんたちが好きそーなのも選んで入ってるから、多分大丈夫だよ」

「ま、残ったら分けて持って帰らせればいーか。夕食7時前くらいとしたら、まだちょっと、頼むの早いな」
 大先生がメニューとメモを、そのままダイニングテーブルに置きました。

「それよりさ、これ、面白いね」
 マサヒデくんが手に持ってご自分の左肩に押し当てている器具を指さして、ユタカくんがおっしゃいました。
 さっきからヴーンという不穏な振動音が低く響いていて、少しドキドキしていたところでした。

「ああ、それはマッサージ器な。今マサヒデがやってるみたいに、肩とか腰とか凝ったところに当ててほぐすために使うのが正解だけど、ガキンチョはあんまり肩凝ったりしないだろ?」
 失笑気味にお答えになる大先生。

 それは、私のような種類の女には違う用途でおなじみの電動マッサージ器、通称、電マ、と呼ばれる器具でした。
 普通のバイブレーターなどと比べると振動がかなり強めなので、私がこれを当てられると呆気なくイキつづけてしまうため、一応持ってはいるけれど、あまり使わないようにしている、私にしては珍しく苦手な部類の性玩具。

 今マサヒデくんがお使いになっている電マは、よくある全長3~40センチくらいのものより二回りくらい小さいやつでした。
「次、オレな」
 シンイチくんがマサヒデくんに手を伸ばしています。
 
 好奇心に目を輝かせて、喜々として代わる代わるに振動を楽しんでいらっしゃる男の子たち。
 その好奇心の対象が私に向いたら・・・
 無理をすれば私のマゾマンコにすっぽり入ってしまいそうな大きさなので、無駄にゾクゾクしてしまいます。

「あと、これも凄い。一回挟んだら絶対緩まないんだね?」
 ミツルくんが手に持たれているのは、さっき私の大陰唇を挟んでいたコラン氏式舌鉗子。

「この筆とか羽根とか笛とか洗濯バサミとかは、何に使うの?」
 マサヒデくんの相変わらず素朴で率直なご質問。

 放って置かれてご退屈気味だったらしい子供たちからの堰を切ったようなご質問攻めに、嬉しそうな苦笑いの凛子大先生。
 まあまあ、となだめるように両手を振って、ご自分に子供たちの注目を集めます。

「だから、最初に言っただろ?ここにあるものは何でも、お医者さんごっこのシンサツに使っていいんだよ?あんたたちが自分で考えて、こう使ったら面白いかな、って思ったことを、どんどんミコトお姉さんのからだに試してみればいいじゃん」
 絶好のタイミングで、私にとっては絶望的なサジェスチョンをされる凛子大先生。

「あ、そっかー!!!」
 と、脳天気に盛り上がる男の子たち。

 私がバスタオルを纏って現われたことで、子供たちのあいだには、がっかりしたような、ホッとしたような、お医者さんごっこを始める前のときにも似た、微妙な空気が流れているような気がしていました。
 
 その分、空元気で無理してはしゃいでるようにも見えた男の子たちが、今の大先生のお言葉で一気に、この女の人には何をしてもいいんだった、と思い出し、男子の性的好奇心全開、な躁状態、えっちな無礼講的雰囲気に傾いた気がしました。

「先生役はミツルだっけ?それじゃあ、お医者さんごっこを再開するから、ミコトさんが巻いているタオルをベッドに敷いて、今度はお尻のシンサツだから、うつ伏せで寝てもらって」

 凛子大先生の無慈悲なご指示により、再び私は生贄の祭壇に、禊を済ませた無防備な裸身を差し出すことになるのでした。


夏休み自由研究観察会 10


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