2015年6月7日

オートクチュールのはずなのに 06

「四つん這いになった?なったら好きなだけ、剥き出しマゾマンコを虐めていいわよ。実況は忘れずにね」
 運転席の背もたれの向こう側から聞こえてくるお姉さまの冷静なお声に促され、右手をそろそろと股間に伸ばしました。
 そのときでした。

「あの、お姉さま・・・」
「何?」
「ローターが止まってしまったのですけれど・・・」

 乳首でイった後も、ずっと私の中でブルブル震えつづけていたリモコンローター。
 少し弱くなっているような感じはしていましたが、私が股間に右手を伸ばしたタイミングを見計らっていたかのように、プツンという感じで完全に止まってしまいました。
 ああんっ、またお姉さまお得意の焦らしプレイ、と思っていたら、返ってきたお答えは違っていました。

「ああ、たぶん電池切れでしょう。ずっと最強にしていたから、力尽きちゃったのよ。挿れててもオナニーの邪魔でしょうから、抜いちゃいっていいわよ」
「あ、はい・・・」
「あら、直子ったら、さすが露出狂ね。窓に向けてそんなにお尻突き上げちゃって。本当に誰かに剥き出しマゾマンコ見て欲しくてしょうがないのね?」
 ルームミラーで私の格好を確認されたのでしょう、お姉さまのからかうようなお声。

「え?いえ、これは違うんですぅ、たまたまこっち向きに・・・」
 あわてて腰を落とそうとシートに這いつくばってみますが、お尻の高さはそんなに変わらないみたい。
「ふーん。その自慢のマゾマンコからローター抜くところを、窓からみんなに見せたいからじゃないの?」
「そ、そんなことありません」
「まあいいわ。早く抜いちゃいなさい」

 下半身へと伸ばした右手でワレメから飛び出しているはずのアンテナ部分を探り当て、じわじわと引っ張りました。
「あうぅ」
 ローターの楕円が内側から、名残惜しそうに膣口を抉じ開けてきます。
 そのもどかしい感触で、知らずにまた、お尻が突き上がってしまいます。
「んんんぅっ」
 ヌルンという感じで、ローターが抜けました。

「抜いたらしゃぶってキレイにして、助手席に置きなさい」
「はい・・・」
 自分の愛液がベッタリついたローターを口に含みます。
 少し生臭くしょっぱ苦い味が口腔に広がります。
 んっぐぅ、じゅぶじゅぶ・・・

「どう?今日のマゾマンコ汁のお味は?」
「ふぁぃ、ひょっろ、ひょっふぁいれふぅ」
「あたしは好きよ、直子のマゾマンコ汁」
 お姉さまからの嬉しいお言葉!

 助手席で丸まっている黒ショーツの上にローターを置くと、お姉さまが尋ねてきました。
「直子のマゾマンコ、今、どうなってる?」
「はい・・・ヌルヌルに濡れて、すごく熱くなっています」
「そんなにサカっているなら、あの卑猥なクリットもパンパンに腫れているはずよね?ちょっと軽く弾いただけでも、きっとすぐでしょう?今度はクリちゃんだけでイってごらんなさい」
「はい・・・」

「はぁぅんっ!」
 シートとからだのあいだに右腕を潜らせて、股間へと伸ばしました。
 右手中指の腹が、その腫れた肉芽に触れただけで、全身を電流がつらぬき、腰全体がビクンと跳ねました。
 ガクンと崩れたお尻を再び精一杯突き上げて、手探りで人差し指と中指のあいだに突起物を挟みます。
「あうぅぅっ・・・ぅぅぅーんぅぅぅ」
 指を擦り合わせるように、挟んだおマメをグリグリ虐めます。
「あっ、あっ、いぃっ、あーっ」
 下半身全体がグングン熱くなって、奥がキュンキュン啼いているのがわかります。
「気持ち良さそうな声だこと。でもほら、実況は?」

「あぅ、はい・・・い、今、ク、クリトリスを虐めてますぅ・・・指で挟んで、引っ張るみたいに、ぐりぐりぐりぃ、って」
「すごく硬い・・・あぅっ、どんどん熱くなってますぅ、あ、いやっ、痛いっ、けど、もっと、もっと、もっとぉぉ」
「指がヌルヌルですぅ、気持ちいい、ぃぃ、ぃぃ、いぃぃーっ!」
「あっ、もうすぐぅ、いやっ、んぎゅっ、あっ、あっ、あっ・・・」
「つ、爪で、かりかり、あ、いやっ!だめ、あ、いたぃ、だめっ、あっ、あっ、いぃぃいくいくぅ・・」
「あん、ぃぃぃ・・・もうだめ、イきます、イっちゃいます、あ、いくいくいくいくいくいくぅぅぅぅ!!!」

 天井に届きそうなほど思い切り突き上げた腰全体が硬直したまま、ヒクヒク痙攣しているのがわかりました。
「はぁはぁはぁはぁ・・・」
 そんな腰がゆっくりと下がり始め、シートに突っ伏す格好になりました。

「ずいぶんあっさりイっちゃったのね?気持ち良かった?」
「はぁ、はぁ、はぃぃ・・・」
「だけど今度は、中を掻き回したくて仕方なくなっているでしょう?」
「はぁ、はぁ、な、なんでわかるのですかぁ?」
「なんでって、あたしがもう何回、直子のオナニーにつきあっていると思う?乳首とクリでからだに火を点けて、最後に中を滅茶苦茶掻き回して、ふかーく何度もイキまくる、っていうパターンなのよね、たいがい」
「だから、今その状態で行為を中断させられることが、一番辛い、っていうこともね」

 お姉さまのおっしゃる通りでした。
 クリ虐めで果てた後も私の右手は股間を離れず、ずっとラビアをもてあそんでいました。
 指先を中へ潜り込ませたくて仕方ありませんでした。

「でも残念なことに、あと5分も走ると高速出口なのよ。思っていたよりずいぶんスイスイ進んじゃった」
「一応降りるときには、ちゃんと座ってシートベルトをしていて欲しいわけ。白バイが出口付近で待ち構えていたりすることもあるらしいから」
「だからひとまずおあずけ。座り直してベルトしてくれる?」
「はい・・・」
 未練たらしく股間に右手をあてがったまま、両足をシートから下ろしました。

 窓の外はずいぶん暗くなっていました。
 運転席の真後ろに座り直すと、半分鏡と化した窓に私の顔が映りました。
 一際目立つ赤い首輪。
 そうだ、これを着けていたんだ、って久しぶりに思い出しました。

「ワンピだけ羽織ってもいいわよ。でも、直子が裸のままがいい、って言うのなら、強制はしないけれど」
「いえ、まさかそんな・・・」
 高速を降りたら一般道。
 いくら窓ガラスにスモークが施されているといっても、都会の街中を裸のまま後部座席に座りつづける度胸なんてあるはずがありません。

「もしも検問していて、後ろに首輪だけ着けた全裸の女が座っていたら、おまわりさんもビックリするでしょうね。あたしのペットです、って紹介しようかしら。人間ではなくてメス犬なんです。だから裸なんです、って」
 愉快そうなお姉さまのお声。
 と同時に車内が急に騒がしくなりました。

「直子のいやらしい喘ぎ声と熱気で、車内がなんだかねっとり蒸し暑くなっちゃったから、換気よ」
 運転席側の横の窓が半分くらい開いて、エンジン音や風を切る音が騒々しく車内になだれ込んできました。
 今更ながら、天下の公道を走っていることを思い出します。
 それなのに、私のこの格好・・・
 あわてて助手席に手を伸ばしました。

「下着は着けずに、ワンピだけ素肌に直にね!」
 車内が騒々しくなったので、お姉さまのお声も怒鳴るみたいになっています。
 助手席から手に取ったネイビーブルーのワンピースは、ちょうど左胸の下くらいに色が濃くなった大きなシミがついていました。
 私の愛液でグッショリ濡れたショーツを上に置いていたせいでした。

 右袖に腕を通そうとしたとき、私の側の窓もゆっくり開き始めました。
「後ろの席も換気してあげる。淫靡な臭いがこもっちゃってるでしょ?風が気持ちいいわよ」
 私の顔が映っていた窓がどんどん下がっていき、夕暮れのお外の景色がクッキリ見えてきました。
 ちょうどすぐ横を白いワゴン車が並走しています。

「いやんっ」
 まだ右袖だけしか通していなかった私は、焦って左腕をバタバタさせています。
 窓は全開となり、まだぜんぜん隠しきれていない剥き出しおっぱいに、お外からの乱暴な風がまとわりついてきます。

 白いワゴン車に目を向けると、あちらも窓にスモークが施されていて中はよく見えません。
 でも、後部座席に人がいるような気配・・・
 窓に背中を向け、ようやく両袖が通りボタンを留め始めたとき、両方の窓がスーッと閉じられ、車内に静寂が戻りました。

「さっき直子が外にお尻向けてクリオナニーしていたときにね」
 お姉さまが急に思い出したみたく、お話し始めました。
 私はワンピの前開きボタンを全部留めてシートベルトをし、運転席の後ろに大人しく座って、左胸下の派手なシミを気にしていました。

「すっと横を並走してくる車がいたの。着かず離れずっていう感じで。あれは、気がついていたと思うわ、この車の窓からお尻が覗いているの」
「あたしがスピードを少し落とすと、そっちも落としていたし。助手席か後部座席の人が気づいて運転手に指示したのでしょうね」
「窓越しに見た感じでは、学生っぽい若そうな子たち。助手席は派手めな女の子だった。その子はしっかりこちらを見ていたわ、後部座席にも人がいるのはわかったけれど、性別まではわからなかった」

「よかったわね直子、見てもらえて」
 お姉さまから投げかけられたそのお言葉に、奥が性懲りも無くキュンと疼きました。
 やっぱり誰かに視られちゃっていたんだ・・・

「そ、そんな・・・それで、その車は?」
 今更ながらの強烈な羞恥に全身がカーッと火照って仕方ありません。
「右側は追い越し車線だからね、いつまでも90キロくらいで走っていられないの。後ろの車に煽られて、スピード上げて離れていったわ」
「直子が四つん這いになって、ローター抜いて、クリット虐め始めたくらいまでかな、並走していたのは。残念ながらイクところまでは見られていないわね」

 お姉さまが、見て欲しくてしょうがないのね、って私をからかったとき、実際に本当に隣の車から視られていたんだ・・・
 そう思い当たって、居ても立ってもいられないほどからだが疼いてしまいます。

「並走されているの気がついたとき、後ろの窓を開けたい衝動を抑えるのが大変だったわ。窓越しじゃなくてライブで見せてあげたいじゃない?」
 冗談ぽくおっしゃるお姉さま。
「だけど窓開けたら、直子が怖がってオナニーやめちゃうと思ったから、がまんしたの。せっかくやる気マンマンなのに中断させたら可哀相だものね」
「その車は、ずいぶん先に行ってから左車線に移ってたわ。今もこのトラックの前にいるかもね」

 視線をフロントグラスに遣ると、お姉さまの車の前には、ずいぶん大きな箱型のトラックが視界を塞いでいました。
 右隣の車線には、追い越していく車が次から次へと、びゅんびゅん走り去っていきました。
 不意にカチカチという音がして、お姉さまの車がゆるやかな左カーブの側道へと逸れました。

 ずいぶん久しぶりの赤信号で停車した信号待ち。
 お外はもうすっかり日が暮れていました。
 歩道橋や行き交う歩行者、途切れることの無い車の流れ、遠くで瞬くネオンサイン。
 現実に戻ってしまった気がしました。
 そして窓ガラスに映る、赤い首輪を着けた女。
 日常的な風景の中で、その姿だけ明らかに浮いていました。

「さあ、もうひとっ走りで恋しい我が家だわ。でもその前にもうひと仕事しなくちゃ」
 お姉さまの心なしかリラックスされているようなお声。
「ちょっと一軒、寄っていくけれど、そこに着くまで直子は、自由にそこでオナニーのつづき、していていいわよ。そのワンピなら裾をちょっとめくれば、剥き出しマゾマンコを直に弄れるでしょ?」
「あ、いえ、それは・・・」

 周囲をひっきりなしに人や車が行き交うこんな状況で、そんなことが出来るほどの大胆さは持ち合わせていません。
「周囲も暗くなったし、バレやしないって。あ、バレたほうがいいのなら、窓開けてあげよっか?」
 イジワルっぽく尋ねてくるお姉さまがニクタラシイ。
「いえ、そ、それより、どこへお寄りになるのですか?」
「いいところ」

 走っては止まりをくりかえしていたお姉さまの車は、やがて大きなビルの駐車場に侵入しました。
「あの、ここは?」
「買い物よ。今、うちの冷蔵庫空っぽだもの。備蓄ゼロ。食料無しでこれから二日間、どうやって暮らすの?」
「それに直子は全裸家政婦なのだから、お料理もしてくれるのでしょう?」
「はい。そのつもりですけれど・・・あの、私も一緒に、お買い物についていくのでしょうか?」
「あたりまえじゃない。家政婦なのだもの、メニュー考えて、食材選んでくれなきゃ」
 駐車スペースに車を停め、エンジンを切ったお姉さまがこちらを振り向きました。

「この格好で、ですか?」
「そう」
「首輪も着けたまま?」
「もちろん」
 背筋を何かもどかしい感覚が、ゾクゾクっと駆け上りました。

「直子はこのへんに、誰か知り合いいる?」
「えっと、ここは飯田橋の辺ですか?」
「そう」
「それなら、たぶんいない、と思いますが・・・」
「ならいいじゃない。完全アウェーなのだから、少しくらい目立ったって、その場限りの行きずりなのだし」

「それに、これから行くスーパーは、輸入食材とかを扱っている、一般的にちょっとハイソって言われているお店で、普通のスーパーよりも客層がお上品なの。だから不躾にジロジロ見られたり、からかわれたりはしないと思うわ」
「たぶんみんな、怪訝そうな顔くらいはすると思うけれど、若い子のあいだで流行っているファッションなのかな、くらいにしか気にしないはずよ」
 無責任な楽観的推測をおっしゃるお姉さま。

「で、でも私、下着も着けていないですし・・・」
 やわらかなリネンのワンピースはボディコンシャスではなくゆったりめなので、ずっとというわけではありませんでしたが、おっぱいと布地が密着するたびに、そのネイビーブルーの布地にクッキリと乳首の形を浮き上がらさせ、ノーブラであることを主張してしまいます。

「ああ、そうだったわね。でも直子、そういうこと、一度やってみたかったのでしょう?」
「あ、あのえっと、それは・・・」
「だけどひとりでは出来ないから、ずっとがまんしていたって言ってたじゃない。今日は新しい扉を開くチャンスなのよ。せっかくあたしが一緒にいるのだから」
 お姉さまが真剣に、子供に諭すみたいにおっしゃいました。

「もしも不埒な輩が直子にちょっかい出してきたら、あたしがぶん殴って撃退してあげる。それは約束する。だから直子も勇気を出して、露出マゾとしての新しいステップに進むべきだと思う」
「今までだって、シーナさんや百合草女史と何回かそういうことしてきたのでしょう?それともあたしじゃ信頼出来ない?」

「いえっ!決してそんなことはないですっ!でも、スーパーみたいにたくさん人がいそうなところには、今までノーブラで出たこと無いから・・・」
「だからこそして欲しいのよ。あたしは直子のパートナーの中で、忘れられない一番になりたいと思っているの」
 お姉さまの真剣なまなざし、その瞳の中にはエスの炎が大きく燃え盛っているのがわかりました、に射すくめられ、私はコクリと頷く他はありませんでした。

 私の承諾に満足そうに微笑んだお姉さまの視線が、私の下半身に移りました。
「パンツはどうする?穿きたい?」
「はいっ、それはもちろん」
「ふーん。その黒いパンツって、けっこう目立っていたの、直子知らないでしょう?後部座席に乗ってきて座った途端、丸見えだったのよ」
「えーっ?」
「直子って、ミニスカ慣れしていないでしょう?だから足捌きとか隠し方がわかっていないのよね」

「たまほのは、たぶんそれにびっくりしていたの。そのワンピ、裾がちょっと上がると中身丸見えなんだもの。ルームミラーにもずーっと映ってた」
「たまほのがちょくちょく後ろを振り返っていたのも、きっとそれを確認するためだと思うわ。ヘアなのかパンツなのかわからなかったのじゃないかな?」

 ほのかさまが振り向くたびに、私の太腿をチラチラと見ていらっしゃったのは知っていたけれど、実はその奥まで目を凝らしていらっしゃったんだ・・・
 私のこと、どんな女だと思われたろう。
 今日何度目かもわからない、今更の羞恥に包まれました。

「ヘアが無い直子の場合、黒パンツなんか穿かないほうが、却って股間に注目がいかないような気もするのよね、肌色のまんまのほうが」
「これはあたしからの忠告だから、参考にしてね。それで直子に選ばせてあげる。パンツを穿くか穿かないか・・・」
 お姉さまがそこまでおっしゃってお言葉を区切り、イジワルそうにニッと笑いかけてきました。

「もしもパンツを穿きたいなら、ローターも挿れること。電池の予備はあるから。それでシャッフルをあたしが持ってショッピング」
「穿かないでいい、って言うなら、このまま車を降りるだけ。剥き出しマゾマンコ見せ放題。どっちがいい?」

 リモコンローター責めショッピングか、ノーパンノーブラショッピングか・・・
 どう考えてもリモコンローターのほうがリスクが大きい気がします。
 それでなくても、今までのドライブで私の中は、更なる刺激を欲してうねうね疼きっぱなしでした。
 そんなところに挿入されて、人がたくさん居るところで最強にされでもしたら、間違いなく思い切りはしたない声をあげてしまうことでしょう。
 ただノーパンなだけならば、自分が気をつけることで何とかなりそう。

「ノ、ノーパンで、いいです」
 ちっちゃな声でお姉さまに告げると、嬉しそうに微笑んだお姉さまは、何も答えず運転席のドアを勢い良く開きました。


オートクチュールのはずなのに 07


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