2014年10月13日

就職祝いは柘榴石 05

「一声出すごとに腰がガクガク上下に揺れてたいわよね?いやらしい言葉を口にするだけでも、そんなに感じちゃうんだ?」
 お姉さまの蔑むようなお声が背中に降りかかります。
「ぅぅっ、ご、ごめんなさいぃ、マゾでごめんなさいぃ・・・」

「それにほら、今もすけべなヨダレがトロトロ滴っているわよ?ひょっとして、イっちゃったの?言葉だけで」
「いえ、ま、まだ、でもあともうちょっとで・・・」
「ふうん。もうちょっとかあ」
 からかうようなお姉さまの口調。
「は、はぃぃ、お願いしますうぅ、イカせてくださいぃ、お姉さまぁ」
 ここぞとばかりに、声を振り絞る私。

「わかったわ。直子の顔が辛そうすぎて可哀相だから、一回イカせてあげる。でも普通の方法ではないわよ。面白いものがあったから」
 何かひんやりとした布のようなものが、私のお尻をスルッと撫ぜました。
「ひゃんっ!」

「こういう本格的な鞭って今まで実際に使ったことないから、愉しみだわ」
「この、先っぽがいくつもに分かれているのがバラ鞭よね?それでこっちは乗馬鞭かな?」
 バラ鞭の、その名の通りバラバラになった紐状の革の先っちょで、高く突き出しているお尻をパラパラと撫ぜられました。
 からだが期待でゾクゾク震えてきます。

「もっとちゃちなのはさわったことあるけれど、これはずいぶん本格的よね。本革みたいだし」
「これもきっとシーナさんの置き土産よね?どっちがより痛いのかしら?これとこれ」
 ニ番目の、これ、のとき、左の尻たぶを乗馬鞭のベロ部分で、ペシッと叩かれました。
「あぅっ!い、痛さで言えば、い、今の、乗馬鞭のほうですぅぅ」
「ふーん。それじゃあまずはバラ鞭からかな」

 おっしゃりながらリモコンを操作されたらしく、カメラが私のお尻から後方へ引いていき、床に這いつくばった私の全身を、上方斜め右から見下ろすように狙うアングルになりました。
 右側を向いている私の顔も、小さいながらしっかり映っています。
 いやらしく突き上げている自分のお尻の左横に、黒のブラとショーツだけを身に着けたお姉さまのスレンダーなお姿が見えました。
 お顔までは画面に入りませんが、右手にバラ鞭を、左手に乗馬鞭を握っていらっしゃるのがわかります。

「さっき定規でちょっと叩いただけで、あんなに身悶えちゃった直子だもの、こういうちゃんとした鞭なら、きっとすぐイっちゃうのでしょうね?」
 お姉さまの右手のバラ鞭が、パサッと軽く、私のお尻に振り下ろされました。

「あうっぅ、はいぃ、どうぞ存分に、直子のお尻を虐めてくださいぃ」
「どのくらい耐えられるの?」
「あ、いえ、どうぞお好きなだけ」
「本当にいいのね?」
「はいぃっ!」

 私は、モニターに映るお姉さまの右手の動きを、今か今かと凝視しています。
 やがてお姉さまの右手がスーッと上がりました。

 パサッ!
「あうっ!」
 パシャッ!
「うぅぅ!」
 お尻にバラバラと当たる鞭の感触は、それほど痛いものではありません。
 だけど、回数が増えるごとにジワジワと火照りが蓄積し、いてもたってもいられない被虐感に包まれていくのです。

 お姉さまは、最初は恐々という感じでしたが、そのうちにコツを掴まれたらしく、打擲がリズミカルになってきました。
 パシャッ!
「うぅぅ!」
 パシャッ!
「ひぃっ!」
「なんだかだんだん愉しくなってきたわ。気持ちいい。SMしている、っていう感じ」
 お姉さまのハスキーなお声が、少し上ずっています。

 上から打ち下ろし、左から打ち払い、右からも打ち払い、下から打ち上げる。
 そのたびにてんでバラバラの革鞭が、私のお尻の皮膚を満遍なく、強く弱く打ちつけてきます。
 そのたびにいやらしい呻き声をあげる私。

「どう?気持ちいい?」
「はうっ!、はいぃぃっ!」
「ほら、もっといい声で啼きなさい」
「ひゃんっ!」

 自虐オナニーのとき、自分で自分を鞭打つことは、今まで何度もしてきました。
 でも、やっぱり誰かにされるほうが何万倍もいい。
 自分で打つと、当然ながら自分の手のやることですから、いつどこに鞭が来るか事前にわかりきっているので、スリルがまったく無いのです。
 お姉さまの、ときに連打、ときに焦らすような鞭使いが、私のドキドキをどんどん駆り立ててくださいます。

 ヒュンッ!ピシッ!
「はうっ!!」
 突然、空気を切り裂く鋭い音の後、一際強い痛みが左臀部を襲いました。
 お姉さまが乗馬鞭に持ち替えたようです。

「あら、こっちは本当に強烈みたいね。ベロの形通りに痕がついたわ。見るからに痛そう」
 ヒュンッ!ピシッ!
「キャンッ!」
 今度は右の尻たぶ。
「いい声ね。ゾクゾクしちゃう」
 お姉さまの愉しそうなお声の中に、明らかに冷酷な響きが混じってきていました。

 お尻がジンジン熱を持って、感覚が鈍くなっているようにも感じるけれど、鞭が当たった瞬間の痛みは、回を増すごとにどんどんエスカレートしていきます。
 同じ場所に連続して当たると、痛くて痛くて涙が滲みます。
 もうこれ以上無理、許してください、と懇願したい気持ちと、もっとください、めちゃくちゃにしてください、という自虐的な気持ちの鬩ぎ合い。
 焦らされてしばらく鞭が落ちてこないと、ホッとしているのに、おねだりするように腰が動いてしまいます。
 お姉さまは鞭を頻繁に持ち替えて、容赦無く私のお尻を打ち据えました。

「直子のお尻、満遍なく真っ赤っかよ?満遍なく腫れちゃってる。内出血もしてそうだし、大丈夫?」
 お姉さまのちょっぴり心配そうなお声。
「はぁはぁ、大丈夫ですぅぅ、もっと、もっとぉぉ」
「まだイケないの?」
「もう少しですぅ、もっとぉ、もっとくださいぃ・・・」

「まったく!呆れたヘンタイマゾムスメね!早くイきなさいっ!」
 心配して損をした、とでも言いたげな冷酷非情なお声。

 バシッ!
 お姉さまのバラ鞭が、私の大きく開いた股間を下から上へ、ちょうど性器を撫で上げる格好で勢い良く当たりました。
「はうぅぅっ!!」
 からだ全体を電流がつらぬきました。
 暴れた鞭先の一本が、私の腫れ上がったクリトリスをジャストミートでヒットしたのです。
 その瞬間、目の前が真っ白になりました。

「からだ全体がヒクヒク痙攣しているわね?何?イったの?直子」
「もっとくださいぃ、もう一回、もういっかいぃぃぃ」
 お尻をグラグラ振ってアピールします。

「イってませんんーっ!もう少しなんですぅぅ、イかせてぇ、イかせてくさいぃぃぃ」
「あっ!そっか。今、鞭の先がクリットに当たって、それでビクンとしたのね?なるほど」
 おっしゃりながらもう一回、バラ鞭が股間を勢い良く撫で上げました。
「ううぅ、そうですぅ、もっと、もっとそこに鞭をくださいぃぃ」

「そっか、これが気持ちいいんだ」
 お姉さまのバラ鞭が、まさに乱れ打ちという感じで、私のお尻を乱打し始めました。
「お尻ぶたれて、クリットぶたれて、ヘンタイ直子はそんなのが気持ちいいんだ?そんなのでイキたいんだ?」
「はいぃはいぃ、気持ちいいいいぃぃですぅぅぅ」

 股間を下から上への打擲割合が増え、そのたびに私の性器がピチャピチャ音をたて、ときどきクリットをヒット。
「ほら、イキなさい!」
 バチンバチンという打擲音と、あうあう呻く私の喘ぎ声の淫靡な輪唱。

「ほら、直子がイクときは、どうするのだっけ?」
 絶え間なく鞭を振るいながら、お姉さまも息を荒くされています。

「はぅっ!イキますぅ、イキますぅ、お姉さまぁぁ・・・」
「ほらっ、イキなさい!」
「ひぃっ!イキますぅ、イカせてくださいぃ、お姉さまっ、おねえさまぁぁぁ」
「さっさとイキなさいっ!」
 かなり強烈な一撃が連続で、二度三度と私のクリットをクリティカルヒット!
「はうぅぅっ!!あっ、あっ、いッ、イキますぅぅぅぅぅっ!!!」

 ハァ、ハァ、ハァ・・・
 気がつくと私もお姉さまも、荒い息遣いで肩を上下させていました。
 お姉さまは、私のお尻の横にしゃがみ込んでいます。
 私は、激しくイッた余韻とお尻ヒリヒリのムズ痒さに懲りもせずまだムラムラ。
 アソコがひっきりなしにムズムズ疼いています。

 突然、お姉さまが、ゆらり、という感じで立ち上がりました。
「はぁ、はぁ・・・直子、あたし、もう、がまん出来ないの・・・」
 おっしゃるなり、私の両足を繋いでいる棒枷がむんずと掴まれました。

「仰向けになるのよ!はら、早く!」
 棒枷で下半身を吊り上げるように乱暴に持ち上げられたので、顔がタオルに押し付けられました。
「あんっ、お姉さまっ!痛いっ!」
 からだが下半身から強引に捻られて、まずは横向きになりました。

 大股開きの側臥開脚を恥じらう暇も無く、後ろ手のまま仰向けに。
 ずっと潰されっぱなしだったおっぱいが息を吹き返しました。
 両腕は背中の下。
 両足が大開脚状態なので、膝を立てると即大股開き。
 でも、火照ったお尻に銀色シートの冷たさが気持ちいい。
 ただし、シートは自分のおツユでヌルヌルベタベタですが。

 仁王立ちのお姉さまが私を見下ろしています。
 久しぶりに肉眼で拝見するお姉さまのお姿。
 細かいレースのゴージャスな黒のランジェリー。
 トップもボトムもシースルーっぽい、とてもエレガントかつエロティックな下着姿。
 クールなワンレングスが乱れて、白くて細い首に黒い髪が汗で貼り付き、からだ全体もうっすら汗ばんでいらっしゃるようで、匂い立つようなオトナの色香ムンムンなお姿です。
 お姉さまは、少し潤んだような瞳で私を見下ろしています。

「直子ばっかり気持ち良くなるのは、不公平よ!」
 少し怒っていらっしゃるようなお声でつぶやくと、その場でスルスルッと黒いショーツを下ろされました。
 足首からショーツをはずすと、そのままツカツカと寝ている私の頭のほうに歩いてきました。
 そして、お顔を私の膝のほうに向けて私の顔面を跨ぎ、そのまま腰を落としてきました。

「舐めなさい。舐めてあたしも気持ち良くしなさい!」
 私の顔面の真上にお姉さまの剥き出しの股間があり、お姉さまのご命令のお声と共に、その部分がグングン私の顔面に迫ってきました。
「は、はぃ、むぐぅぅ・・・」
 私がお答えしようとしたときには、すでに私の唇はお姉さまの下の唇に塞がれていました。

「しっかり舐めてっ、あたしをイカせなさいっ!」
 明らかに興奮されているお姉さまの息遣いに、私はすっごく嬉しくなります。
 一週間ぶりのお姉さまのヘア、お姉さまのお味。
 先週よりも遥かにたくさん濡れていらっしゃいました。

 舌を思い切り突き出して、お姉さまの中に侵入します。
 お姉さまも両腿を一直線にまで広げて、侵入を助けてくださいます。
 舌を動かして、お姉さまの中を舐め上げます。
 花びらをしゃぶり、粘膜を舐め上げ、壁を擦り、美味しい蜜をジュルジュル飲み込みます。
 私の顎の先あたりがお姉さまの肉芽のはずなので、顎をしゃくり上げてその部分も刺激して差し上げます。
 ときどき焦らすように舌を抜いて、お尻の穴までペロペロ舐め上げます。

「あっ、いいわっ、そこよ、そこ・・・」
「あうっ、もっと、もっと強く・・・」
「うっ、それ、それがいいわっ・・・」
「いいわ、じょーずよ、そう、そこぉ・・・」

 お姉さまの悩ましいお声に、私はますます激しく舌を動かします。
 お姉さまが腰を押し付けるようにグイグイ密着させてくるので、窒息しちゃいそう。
 でも、お姉さまのアソコに息の根を止められるのなら本望です。
 顔中をお姉さまのお尻に押し付けて、うーうー唸りながら一生懸命ご奉仕しました。
 ネットリとした白い蜜を、夢中ですすりました。

 お姉さまのせつないお声が切れ切れになり、荒い息遣いのリズムが上がって、すぐにハスキーな遠吠えが響き渡りました。
 お姉さまの腰が私の顔の上でピクピク痙攣しています。
 やがて、お姉さまのお顔ががっくりと、私の下腹部に倒れ込んできました。
 顔面からお姉さまのアソコが離れ、私の口の周りはびしょ濡れでした。

 顔を上げた私の目の前に、お姉さまの美しいお尻の穴がありました。
 お姉さまはしばらくのあいだ、ときどきからだをヒクヒク震わせて、私のお腹に頬を埋めていました。
 私はお姉さまのお尻をうっとりと見つめ、喩えようのない幸せな気持ちに包まれていました。


就職祝いは柘榴石 06


2 件のコメント:

  1. エロわー。めっちゃドキドキします!

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  2. 匿名さま

    コメントありがとうございます。お気に召していただけたなら嬉しいです。
    またお時間のあるときに覗きにいらしてくださいませ。

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