2013年7月28日

独り暮らしと私 20

 そんなふうにして私の全裸日常生活は、その後5日間つづきました。
 思いついた日から数えてちょうど一週間。
 5日で途切れてしまった理由は、ムラムラが治まってしまったのでも、飽きてしまったのでもありません。
 夏休みの最後の一週間は、実家で過ごすことを以前から母と約束していたから。
 このお約束が無ければ、もっともっとつづけていたことでしょう。
 そのくらい、すっかり気に入っていました。

 その5日間のあいだに、今までに経験したえっちな遊びのほとんどを復習しました。
 やよい先生から教えていただいた、コブの出来たロープにまたがっての股間責めや、輪っかの器具で秘部を広げたままスースーするお薬を塗ってのまんぐり返し放置。
 シーナさまに教わった、アイスタイマーによるセルフ拘束長時間イカセっぱ責め。
 お久しぶりな本格的お浣腸プレイ、などなど・・・
 普段だと準備が面倒だったり、後片付けが億劫だったりなプレイを、ここぞとばかりにやりまくりました。

 ミイコさま主演の自縛ビデオを見直して、縛り方もひと通りおさらいしましたし、今まで撮っていただいたり課題でセルフ撮りした、自分の恥ずかしい写真や映像もすべて見直しました。
 それらの合間にも、洗濯機さまに犯され、強力シャワーにつらぬかれ、赤いローソクで彩られ・・・
 世の中が朝だろうが真昼間だろうがおかまいなしに、ひたすら本能の赴くままに自分のからだへの快感を追求しつづけました。

 ただ、3日目くらいから、全裸でいること、に慣れてきちゃったようにも思い始めていました。
 お部屋で、自分の裸が鏡やガラスに映っても、最初の頃に感じたような恥ずかしさやコーフンを、さほど感じなくなっている自分に気づいたのです。
 裸でいるのが普通な日常となり、非日常、と感じられなくなってきたのでしょう。
 常に全裸でいなければならないのは、妄想の女主さまからのご命令で、その妄想に埋没しているあいだは、裸を強制されているという被虐感に羞恥も覚えるのですが、素の状態になったとき、裸がただのラクな格好になりつつあったのだと思います。

 全裸での日常生活は、性的刺激の意味合いをオミットしたとしても、なんて言うか、開放的で気楽で、過ごしやすいと感じ始めていました。
 それまでずっと、お部屋でもそれなりにきちんとした格好で過ごしてきた私にとって、一日中、下着のゴムやカップやワイヤーに束縛されない乳房や下腹部が、下着を着けているときよりも自然でのびのびしているようで、からだにも心にも良い影響があるように思えました。
 でも一方では、裸でいることに慣れ過ぎて羞恥心が薄れてしまったり、気楽過ぎてだらしなくなっちゃうのは良くないな、とも思っていました。

 3日目の夕方。
 全裸、にこだわることをいったん置いて、薄れてきた恥ずかしさを取り戻すためにも、自分にとっての、全裸よりもっとはしたなく恥ずかしい格好、を真剣に考えてみることにしました。
 私の大好きな、非日常、を常に感じさせてくれるような、そんな普遍的にいやらしい格好。

 たとえば、ロープでぎっちりと亀甲縛りのまま暮らせば、これはどう見てもヘンタイさんそのものな信じられない格好ですが、ずっと縛ったままだと、絶対からだを悪くしちゃうでしょう。
 下着だけ、とか、レオタードや水着、えっちぽいコスプレなんかで過ごしても、遅かれ早かれ、いずれ慣れちゃうだろうし。
 ゆうこ先生が着ていたような、ピンポイントに隠せるだけの超大胆なマイクロビキニなら、かなり理想に近い、非日常的着衣、な気がしますが、生憎持っていないし・・・

 いろいろごちゃごちゃ考えた末、何か身に着けるなら上半身だけ、っていうのが、一番非日常的かな、っていう結論になりました。
 ブラだけ、Tシャツだけ、ブラウスだけ、何を着ても、いいえ、着ているのに、下半身は常にすっぽんぽんの丸出し状態。
 
 どうしてこんな結論になったのか、というと・・・
 普段暮らしていて、そんな姿になるのは?・・・そう、トイレのときだけなんです。
 全裸なら、誰かと一緒にお風呂に入ったりして見られることはあるけれど、トイレでの姿って、私みたいな見せたがりーのヘンタイさんは除いて、普通の人なら、第三者に見せることはまず無いでしょう。

 そんなトイレのときそのままの格好で日常生活をしている人。
 これはすっごくいやらしく非日常的だなと思ったんです。
 だって常に性器が剥き出しなんですから。
 
 全裸っていうのは、ある意味、人として自然な姿。
 でも、お洋服は着ているのに下半身だけ裸となると、途端にヘンタイじみてきます。
 ノーパンにスカートというのとも違う、ソコを隠すことを最初からまったく放棄している丸出しの下半身。
 トップレスはありえるけど、ボトムレスってありえないです。

 早速、短めのひらひら半袖ブラウスに袖を通して、ボタンを上まできっちり嵌めてみました。
 ブラウスにしたのは、たぶん上半身の服装がきっちりしていればしているほど、いやらしさが増すと思ったから。
 胸元のリボンもちゃんと結びました。

 鏡に映すと、上半身はリボンがカワイイよそいきブラウスに身を包んだ、普通の女の子。
 でも、視線を下に落とすと、おへその少し下から下腹部、そしてパイパン性器まで剥き出しの裸。
 思った通り、言いようも無い恥ずかしさが全身を駆け抜けました。
 この格好ってつまり、ソコを視てもらいたい、っていう願望があからさまに出ている気がしました。

 その格好でリビングに掃除機をかけました。
 ガラスや鏡に自分の姿が映ります。
 上半身はいたって普通なのに、お尻とアソコは丸出し。

「あなた、なんでそんな格好で掃除しているの?」
「いっそ丸裸になっちゃえばいいのに。中途半端なとこがかえっていやらしい」
「つまり、それを見せびらかしたいのね?」
「そんなに、そのいやらしいパイパンオマンコやお尻の穴を、視て欲しいいんだ?」
 頭の中で妄想が広がり、誰かの蔑み声が響き渡ります。

 ブラウスの布を乳首が突き上げ、急激にぬるんできたアソコがムズムズ疼いてきます。
 掃除機の先端を床に滑らせながら、ホースをまたぎ、細かい段々でジャバラになったホースにアソコを擦りつけます。
「ああん」
 両脚の間から伸びているホースを両腿で挟み込むようにしつつ、前へ前へと移動するホースの動きに合わせて腰が前後にクイクイ揺れてしまいます。
「ううー。私はヘンタイなんですぅ。いつでもここを弄れるように、下は穿かないことにしているんですぅ」
 実際に声に出して言ったら、もうがまん出来なくなってしまいました。

 掃除機オナニーは、実家にいる頃からたまにしていました。
 だって、あんなに勢い良く吸い込む力を見たら、ちょっといろいろ吸い込まれてみたくもなるじゃないですか。
 アダプター、っていうのかな?
 吸い込み口の先っちょに付けるやつ。
 狭い隙間のお掃除用の細長くなってるやつを、わざわざホームセンターで買って、それ専用に自分の机の抽斗にキープしていました。

 掃除機をいったん止めて、先っちょを細いのに交換します。
 今使っている掃除機は、実家のよりも断然吸引力が強いので、最初は戸惑いました。
 強、で肌に当てたら、痛いほどの吸引力で太股のお肉がズズズッと吸い込まれてしまいました。
 内出血みたくうっすら痣になるほど。
 それからいろいろ慎重に試して、中、が一番いい感じなことがわかりました。
 あと、吸い込み口をぴったり塞ぐように当ててしまうと、掃除機の吸い込んでいる空気の逃げ場がなくなり、本体がガタガタ暴れだしちゃうんです。
 だから、吸い込み口を全部塞がないようにギリギリに近づけて吸ってもらうようにするのがコツです。

 ホースにまたがって立ったまま、掃除機のスイッチを入れ直します。
 ブオーっていう音がして、手のひらを吸い込み口に近づけるとスゴイ勢いで吸いついてきます。
 そうそう、掃除機ってけっこう音がうるさいんですよね。
 だから実家にいるときは、家族が留守のときにしかやらなかったっけ。
 そんなことを思い出しつつ、そろそろと胸に近づけます。

 べべべっと音がして、ブラウスの布ごと左の乳首が吸い込まれました。
「ああーっ」
 乳首の先は吸い込み口に入り込み、根元の皮膚もグイグイ引っ張られます。
「ああー、ちぎれちゃうー」
 固く敏感になっている乳首にジンジンと電流みたいのが走ります。
「いやーいやー」
 すごい力で吸いついてくる吸い込み口を強引に引き剥がし、今度は右乳首へ。
「あーーん、だめぇー」
 乳首を吸われながら、股の間を通るホースにアソコをグイグイ押し付けてしまいます。
 この時点でもう、アソコはグショグショ。

 しばらくそうしてからスイッチを切り、荒くなった呼吸を整えます。
 膝を曲げて腰を落とすと、ちょうど掃除機の本体に腰を下ろすような形になりました。
 熱を持った掃除機が私の裸のお尻を生温く包み、その温度さえ妙に艶かしい。

 私はすでに、この掃除機さまの威力を充分に知っています。
 アソコに近づけたら最後、おそらく私は一分ももたないでしょう。
 暴力的なまでの吸引力で陰唇を吸われ、蜜をすすられ、そして肉の芽が飲み込まれて・・・

 ほんの数十秒後にやってくるであろう、めくるめく快楽に想いを馳せ、ゆっくりと掃除機のスイッチを押しました。

 と、そんな具合で、この、下半身のみ裸、を思いついてからは、全裸にこだわるのはやめて、状況に応じたよりいやらしい格好、を心がけるようになりました。
 全裸に慣れてきたな、と思ったら上に何か着て、そして再び全裸になると、恥ずかしさも復活するようでした。

 もうひとつ、すっごく気に入っちゃった格好が、いわゆる裸エプロン。
 かんたんなお料理やお掃除をするとき、気分転換にやってみたらハマってしまいました。
 もちろん、普通にしてても面白くないので、よりマゾっぽくアレンジしました。

 薄くて軽めエプロンを普通にした後、胸当て布地の上から大きめ強めの洗濯バサミで、左右の勃起した乳首を布地ごと挟みます。
 それから首とウエストの紐をほどいてしまうのです。
 エプロンを支えているのは乳首の洗濯バサミ2つだけ。
 乳首に噛みついて、エプロンを落とすまいと必死にぶら下がる洗濯バサミ。
 軽めとは言えエプロンの重さも加わり、私の敏感になっている大きな乳首を容赦なく下へと引っ張りつづけます。
 痛い・・・でも、気持ちいい・・・
 このみじめな格好で洗い物や窓拭きをしていると、自分が本当に可哀相な奴隷家政婦になったみたいな気になって、キュンキュン感じてきちゃうんです。

 そんなこんなだった7日間の全裸家政婦生活、あっ、正確に言えば、後半3日くらいは必ずしも常時全裸ではありませんでしたが、下半身だけはずーっと剥き出しのままでしたから、許してくださいね、は、私にとって、やって良かったと思える、とっても充実した日々でしたし、その後の私の私生活にもいろいろとえっちなお土産を残してくれました。

 ムラムラ期に大学へ行くときは、ノーパンジーンズで出かけるようになりました。
 自宅では下着をほとんど着けないようになり、ムラムラ期になれば、玄関先で裸になるルールが今でも採用されています。
 お洗濯もお掃除も、めんどくさいと思わなくなり、むしろ愉しみにするようになりました。
 洗濯バサミ付き裸エプロンも、ずっと愛用しています。

 その他に、この期間中に思いついて、その後、お部屋の中をあれこれえっちに改造したお話もあるのですが、それは追ってまたお話し出来る機会もあると思います。

 全裸家政婦生活をひとまず終えた8日目の朝。
 私は、ところどころに赤黒い小さな痣や縄目の痕が残る自分のからだを、丸一週間ぶりに清潔な下着の上下で包みました。
 二の腕にかすかに残る2日前の縄目痕を隠すため、いまだ残暑が居座る晴天のお日様の下、七分袖のフラウスを上半身に纏い、生理の予感がする下半身をスリムジーンズで覆って、久しぶりの外気にクラクラしながら、ボストンバッグを手に駅への道を急いだのでした。


コートを脱いで昼食を 01


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