2011年2月26日

メールでロープ 08

「んんーーーっ!」
左手のひらを唇に強く押し付け、必死に声を出すまいと口をつぐみますが、それでもくぐもったえっち声が洩れてしまいます。
やっぱり強は、強烈です。
たまらず両膝がガックリと折れて、その場にしゃがみ込んでしまいました。
「んっ、んっ、んーっ!」
すでに充分に昂ぶっているからだは、より高みへとどんどん誘導されていきます。
そう言えば今日は、ほとんどおっぱいとクリトリス責めばっかりで、中イキするのは初めてかな・・・
このままだと、もうあと少しでイってしまいそう・・・
でも、せっかくのお外なんだから、お日様の下へ歩かなきゃ・・・
私は、なんとかしゃがみ込んだ腰を持ち上げようと、テーブルに右手を伸ばし、縁に手をついて力を入れました。

中腰くらいまで立ち上がったとき、急にアソコの中の震えが弱まり、みるみるどんどん弱くなっていきました。
あれ?
と思う間もなく、震動がピタッと止まってしまいます。
えーーっ!?

コントローラーの電池切れでした。
コントローラーに点灯していた赤いランプが消えています。
んーっもうっ!!
期せずしての焦らし責めに、大声で泣き出したい気持ちでした。

私は、しゃがみ込んだまま、イジワルなおあずけ状態に疼くからだを持て余します。
このまま、指を突っ込んでイっちゃいたくてたまりません。
でも、それをなんとかがまんして、考え直しました。
これもSな女ご主人様のイジワルの一環なのです。
「イきたいのなら、そのままそこでレインコートも脱いで、全裸で郵便受けを見てきなさい」
どこからか、ご命令が聞こえてきました。

立ち上がった私は、コートの前をかき合わせながらウッドデッキの屋根下から出て、もう一度注意深くあたりの様子を見渡します。
変わったところはありません。
相変わらずお隣の二階の窓は、ピッタリとカーテンが閉じられています。
決心しました。
その場でそそくさとレインコートの両袖から両腕を抜きます。
レインコートは、放り投げるようにテーブルの上に置きます。
スーッと一回、大きく息を吸ってから、転がるように郵便受けのほうへ駆け出しました。

郵便受けは門の脇。
周囲は2メートル以上の塀で囲われているので、道行く人がもしいても、見えちゃう心配は無いはず。
芝生の上に足を一歩踏み出すたび、おっぱいがプルンプルンと揺れています。
サンダルだけの裸のからだのどこもかしこもを、真夏の陽射しが焦がすように照りつけてきます。
17歳間近にもなって、オールヌードで真昼間に自宅のお庭に出ている私。
なんて恥ずかしい娘・・・

郵便受けの中には、投げ込みらしい何かの宣伝チラシが二、三枚入っていました。
考えてみれば今日は日曜日、郵便屋さんの配達があるわけありません。
ひったくるようにそれらを片手に掴んで、また一目散にウッドデッキのほうに駆け出そうとしたとき・・・
「ワンッワンッ!」
突然、塀の向こうでワンちゃんの元気な鳴き声がしました。
表の通りを誰かが散歩させていて、他のワンちゃんでもみつけたのでしょうか?
「ウーーッ、ワンッワンッワンッ!」
ワンちゃんはしつこく吠えています。

青空の下、私が素っ裸になっている、その一メートルもしない向こうに誰か知らない人がいる・・・
それを隔てているのはこの塀一枚だけ・・・
そう気づいたとき、強烈な羞恥心が私の全身を襲いました。
真っ赤に火照りながら全速力でウッドデッキの下に逃げ込みます。

「ハア、ハア・・・」
息が盛大に切れています。
だいぶぬるくなってしまったスポーツドリンクを喉の奥に放り込みながら、早くお部屋に戻って、今のはしたない行動のご報告をSな女ご主人様にして、苛めてもらって今度こそイかせてもらわなくちゃ、と考えていました。
一息つく暇もなくテーブルの上のレインコートとペットボトルを掴み、コートは着ずに裸のまま玄関に向かいました。
玄関に入り、ドアを閉じて鍵をかけます。
全身汗ビッショリなので、滴る汗をハンドタオルでざっと拭いてからお家に上がり、階段を駆け上ります。
お部屋に入ると、エアコンがヒンヤリと心地良く迎えてくれました。

大きなバスタオルで全身の汗を拭っていると、今の全裸全力疾走で火照りきったからだをどうしてもまさぐり始めてしまいます。
時間にすれば僅か1、2分の間でしたが、オールヌードで昼間のお庭に出てしまったという事実が、私を異様にコーフンさせていました。
「直子は、本当にはしたない露出狂マゾ女です・・・」
恥ずかしい台詞を実際に声に出した途端にキュンとからだが騒いで、バスタオル越しにおっぱいをぎゅうぎゅう揉んでしまいます。
「あーんっ」
とりあえずこのまま、もう一回イっとこうかな・・・
姿見の前で立ったまま、焦らされたからだにバスタオルを滑らせてまさぐっている私の視界の端に、さっき郵便受けから取ってきた一枚のチラシが入りました。

家電ショップのバーゲンのチラシみたいで、洗濯機と青空に翻るお洗濯もののキレイなイメージ写真。
いっけなーい!
唐突に思い出しました。
4時頃になったら、お洗濯もの取り込んでおいて、って母に頼まれていたことを。
今何時?
4時5分過ぎでした。

と同時に閃きました。
ベランダもお外じゃない?
次のアソビの妄想が瞬く間に頭の中に広がりました。

早速準備を始めます。
止まってしまったリモコンローターをアソコから抜きます。
「んーっ!」
ヒモをひっぱってヌポンと抜けたローターはベトベトでした。
ティッシュで丁寧に拭いてから、床の上のバスタオルに戻します。
今回のパートナーは、子猫ちゃんのマッサージ器に決めました。
さっき中イキ出来なかったので、今回は絶対アソコに何か入れたままイこうと思ったんです。
念のため、やよい先生が作ってくれた固定用のリングがついた紐も持っていくことにします。
洗濯バサミは・・・
これからしまうお洗濯ものにたくさん付いているはずだから、ま、いいか。

我が家のベランダは、けっこう広くて6帖分くらいあるのかな?
庇には覆われていなくて、庇が無いのはバルコニーっていうんだよ、って父が言っていましたが、みんな普通にベランダって呼んでいました。
日当たりのいい東南のほうに設えてあって、まわりに建物も無く、ベランダを囲む柵も高めに作ってあるので、あそこなら裸になっても、誰かに見られることはまず無さそうです。
今まで何度もお洗濯物の取り込みとかでベランダに出ているのに、そこでえっちなアソビをする、っていう発想がなぜだか今まで一度も浮かびませんでした。
私としたことが・・・
引越してきたばっかりの頃、夏にはここで水着になって日光浴とかも出来るわねえ、なんて母も言っていたのに。
初挑戦・・・どきどきものです。

それでもやっぱり、最初から裸で行くのはなんだか不安です。
さっきまで着ていたレインコートは、ナイロンだから汗をまったく吸わないので、炎天下では、からだが汗でビチャビチャになってしまって今一だったし。
うーん・・・
とりあえず、バスタオルを一枚巻いて行こうか?
それともやっぱりワンピースか何か、一応着ていったほうが無難かな・・・

私は、一生懸命、使い慣れているベランダのまわりの状況がどうだったかを、あらためて思い出そうとします。
たぶん、ベランダの中まで見られちゃうような建物はまわりに無かったと思うけど・・・
ベランダの下は、お庭と通りを挟んで市営グラウンドの駐車場で、その先にはグラウンドがあって、右側は小さな林になってて・・・
いざ思い出そうと思うと、意外と思い出せないものです。
下の通りから見上げても、柵だけ見えて中にいる人は見えなかったはずだし・・・
とにかく、柵の中を覗き込めるような構造ではなかったはず。
悩んでいるうちにどんどん時間が経ってしまいます。
もう4時15分。
まあいいやっ!

「今度は、洗濯ものを取り込んできてちょうだい。裸に、バスタオル一枚だけ巻いていいわ」
Sな女ご主人様のご命令です。
「後であたしも行くから。青空の下でたっぷり苛めてあげるわ」
「は、はい・・・」
私は、お風呂上りみたくバスタオルを胸から巻き、子猫ちゃんとリング付き紐を持ってベランダに向かいました。


メールでロープ 09

1 件のコメント:

  1. 野外露出の展開が続きますね。
    ますます楽しみです。
    湯上りのバスタオル姿って、とても色っぽく感じられ、
    これから子猫ちゃんとどんなお楽しみをするのやら。

    もっと淫らに、もっとエッチに!
    ガンバレ、なおこっ!

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